初めてリアルイベントにサークル参加した話

みんな大好き初心者の悲鳴だ聞いてけぇ!!!!!

とは言えwebオンリーにはサークル参加するどころか3回主催しているので、素人童貞みたいなもんです。違くない?まあいいや。

去る5月3日のスパコミで、念願のリアルイベントに初めてサークル参加した者の記録です。

 

コロナ禍の最中にwebオンリーをきっかけに本を出すようになり、それが高じて自ら主催するようになりまして。

個人で新刊を出すほかに、主催時に寄稿を募ってそれを冊子化するといった企画もやっていたので、新刊カードがそれ相応の枚数溜まっていたんですね。

でも赤ブーちゃんのカップリングオンリーって50枚集める必要があるじゃないですか。

推しカプいっぱい集うのは夢だよなあ!!!とは思うものの、どうにかかき集めても他に参加するサークルがいなければ寂しいしオンリーの醍醐味も味わえないよなー、あとどうせなら推しカプだけでなくジャンル全体のが欲しい、と言い訳して何もせず。やっぱカニ歩きをね、したいわけですよ。

そうして使う機会が来ないまま、「これ持ってて意味あるんかいな」と思いつつ貧乏性を発揮して大事にしまっておいたんです。

そしたら。昨年の秋頃に赤ブーちゃんのツイートが回って来まして。

 

赤ブーちゃん「投票でジャンルオンリー開催するよ!必要枚数は20枚!」

 

私「ここに10枚あるよ!??!???!?!??!???!??!?

ふっつーに家で叫びました。まぁじで!?!?!?

とは言え投票企画は指定されたイベントの当日に、現地でのみ参加可能なもの。さらに私の手持ちだけでは必要枚数に届かない……どうしよう……と嘆きつつとりあえず呟いたんですよ。

 

 

主催してるオンリーに参加してくださってる方「こちらでも10枚集まりそうなので、送ってもらえれば私投票して来ますよ!」

 

皆様ご存知でしたか、神様は突如嬉しいリプライをくださいます。

大喜びで手持ちの新刊カードを即刻お預けしました。そしたら投票時にオンリーのタイトル候補を提案できるから、とフォーム作って案を募ることまでしてくださいまして。感謝しかない。

楽しいことへのフットワークが軽い人がジャンルにいっぱいいるとこういうことが起きます。楽しいは、作れる!

 

そして無事に投票をしていただきまして、開催確約となり。後日、正式に赤ブーちゃんから開催決定の告知がありました。

よっしゃ!!!新刊出すぞ!!!!!!!!!!!あのカプとこの話書きたい!!!!!!!!!!

 

とまあ、ここでwebオンリーにしか出たことが無い私が怯えるポイントが出てくるわけですね。

本は作れる。何だったら印刷所さんが現地に搬入までしてくれるんですよね?最高ですお願いします。

……………………えっ、スペースの設営って、何が必要?PNG画像?

ぐーぐる先生に聞くとありがたいことに、先人たちの知恵がいっぱい出てくるんですよ。敷布!お品書き!見本誌とそれを立てるイーゼルみたいなやつ!簡易本棚!コイントレー!コインボックス!釣銭!電卓!ポスター!

いやこれ弱小文字書きサークルには本当に全部必要なんか!?

考えれば考えるほど混乱してしまったため、最終奥義・何度もリアルイベ参戦してきたフォロワーに泣きつくを発動しました。はい。「このご時世だと他に必要なものあるかもしれんけど」と言いつつ色々教わりました。愛してる。

あと便利な世の中には在庫管理できる簡易レジアプリなるものもございまして。「即売レジ」さんを即DLして当日もめちゃめちゃに活躍いただきました。にんげん慌てると暗算なんて全くできやしねえ。開発者ありがとう、違算ゼロで終えられました。

そこからは敷き布を探しにユザワヤに突撃して布のかたまりたちの前でうろ…おろ…と彷徨ったり、100均各社を渡り歩いて必要なものを買いそろえたり(4月下旬にバズってた100円玉と500円玉だけ入るコインケースは買えませんでした、次回までにはほしいので供給安定しますように)、あとは仕事で時間と体力をごりっごりに削られながら原稿進めたりと慌ただしい日々でした。

 

そうもう一個初心者の悲鳴があるんですよ!!!!!

表紙をフォロワーに頼んで描いていただいたんです!!!!!!!!!!!

おそるおそるお願いしたら二つ返事でOKをいただきまして、その後も私が原稿詰まる中構図とか全体の色とかタイトルのアレンジなどこまめに確認をいただいて、最終的にエライコッチャかわいいものに仕上げてくださいました。

投げ出したり発行を延期したりすることなく、予定通りに入稿できたのはフォロワーのおかげです。「こんっっっっっなかわいい表紙が世に出なかったり出るのが遅れたりするのは世界の損失だわ!!!」とバフがかかりました。

その後もう一冊の方も、推しカプの本を1冊でも増やしたい一心で書き上げました。ギリギリの締切まで設定してくれてありがとう印刷所さん。絶対においしいもの食べていっぱい寝てください。注文時に投げ銭機能というか「温泉行ってくださいチケット」「焼肉食べてくださいチケット」みたいな有償オプション付けてほしい。

 

そうして新刊の入稿と搬入手配、必要物資の買い出しは完了したので、あとはお品書き作ってサンプルあげて宣伝して値札作って釣銭作って当日の移動経路を改めて調べて既刊の在庫も確認して荷造りして数日後のエアブーに向けても必要な準備をしておかないといけなくて

金田一の犯人か?

どったんばったんめそめそしながら怒涛の準備を終えて、わっくわくで無配も書いて印刷し、あとはちゃんと寝て当日ちゃんと起きて間に合うように新幹線に乗るだけ!と思ってたんです。思ってたんですよ。

JRくん「明日の新幹線のホーム絶対に混むから気を付けてね」

私「そんなに?……そんなに???」

一応予定よりちょっと早めに出ました。んで改札前に辿り着いたんですね。

イマジナリームスカが青ざめるレベルに人がいる。

何だこれ。えっGWこっわ何!?みんなキャリーでかいね!?幼子お願いだから死角から飛び出してこないで!?とあわあわしつつ、空腹で現地入りしたら絶対倒れる!!!とどうにかホームの売店で弁当を購入。人が少ないところに滑り込みで並んだところ、買い終える頃には後ろに長蛇の列形成されてました。ここ既にスパコミ会場なの?何?弁当屋さん壁大手?

さらには、無事乗れた新幹線で関東に突入した頃に流れたアナウンスですよ。

「東京駅に人がいすぎて、改札出るまでに15分かかります。可能な人は品川での降車を検討してください」

そん、えっそんなに!?

最初から品川降車予定ではありましたが、後ほどパブサしたら本当に東京駅がエライコッチャになっていた様子が多数ひっかかったので東京まで乗らなくて正解でした。品川は在来線側が多少ごちゃっとしていたものの、新幹線側はするする歩ける程度でしたね。地方民からすりゃトーキョーノステーションエブリタイムヒトゴミなので印象としてはそう変わりません。

何にせよ、毎年GWどこ行っても人多くて何もできんしな……と引きこもっていたので思わぬ形で洗礼を受けました。自由席の乗車率やばかったんだろうなあ……

 

その後は1-2泊用のキャリー引いてる人や痛バ持ちの人が多数向かう方向が正解だろうとにょろにょろついて行き、無事に会場に到着。こんにちはビッグサイト!雲一つない晴天、いやあっつ!!!!!夏か?!!??!

30分あれば設営できるでしょうと高をくくっていたんですが、なんだかんだでマツケンサンバと開場への拍手と同時に設営完了しました。上様のオレ!で開幕するの楽しくないわけがない。

それでまあ開幕と言うことはお買い物タイムも同時に開始するわけですよ。ええ。

皆様最初は宝の地図を手に一目散に目的スペースに進むじゃないですか。それを見ながら私そわっそわですよ。ここ、ちゃんと人くる?

数日前から「webではお手に取っていただけていたけどリアルでは0冊だったらどうしよう、全部在庫になったらどうしよう、セルフ出荷で予約したの一番小さいサイズだけど大丈夫かな」って不安でめそめそしていた人間のメンタルが火を噴くぜ!

 

そこにかけられたお言葉!!!

 

「新刊ください」!!!!!!!!!!

 

精神即鎮火、即起立、「っ、○○円です!」の震える声。不安と緊張でガッタガタ手が震えながらもお金を受け取って、本を差し出して、顔すら見られない無礼千万だったんですが精一杯「ありがとうございます」とお伝えして。

泣くかと思った。

無事に手に取っていただけました。ちゃんと頒布できました。webオンリーで初めて注文メールが届いたとき、疑って頒布サイトの在庫数確認したら本当に減っていたときの感情を思い出しました。

めっ………………ちゃ安心した良かった

初めてを経験すればあとはどうにか動けるようになるもので、あわあわしつつも長い付き合いのフォロワーやTLではかねがね!!なフォロワーからも新刊をお求めいただいて、更には久しぶり~~と声かけに来てくれた別垢のフォロワーとも挨拶ができてホクホクでした。欲しい本も無事に買えましたし。

流石に「新刊と既刊、全部1冊ずつください」と言われた時は「ぜん、全部ですか!?」って動揺しましたが。即売レジアプリが一番活躍した瞬間でした。あの時の方、ありがとうございました。お陰様で1冊初めて完売いたしました!

そうして自スぺでのほほんとしつつお隣のフォロワーとお話したり、ふらっとあちこち見て回ったり、別ジャンルで出展している人にご挨拶しに行ったり、レイヤーさんのVi値に目を奪われたりと楽しく過ごしていたらあっという間に周囲が撤収準備しよっかな~~の雰囲気を出し始める頃合いに。

そこでフォロワーがふと声をかけてきたんですね。「今日新刊カードもらったんですけど、これどう使うんですか?」と。

今回みたいに、必要枚数集めたらオンリー開催してもらえるんですよ~

あれでも今日って投票企画やってますっけ?

……あ、やってる!やってますね!

今日みんな新刊出してるし20枚集まる可能性も……

 

後先かえりみない浮かれポンチというのはこういう時に真価を発揮します。

私「とりあえず今日このプチに参加してる皆さんに順に声かけてきますね!?!?急にすみません新刊カードお持ちですか!??!」

ほんっとうに突然声をかけてしまい申し訳ない限りだったんですが、投票企画が今日もやっていること、今日20票集めれば次回11月にまた開催が確約されることを説明すると皆様「ああ~今日持ってきてなくて…!」「たぶんあるんですが荷物に沈んでます!探すので待ってください!」「ありますよ!!!」と快く対応をしてくださいました。急にお騒がせしてすみませんありがとうございました!!!!!

念のため記しますが、私からは他ジャンルの方には声かけてないです。自ジャンルのサークル参加者にカニ歩きで順にお声かけした次第です。皆様捨てずにもっててくださってよかった……

そんなこんなで新刊カード募集RTA、言い出してから投票まで30分ほどで完了するスピード勝負でした。こんなことある?????もし次回も投票企画あるようだったら事前に新刊カード投票しませんか!って募集かけます。

投票受付のお姉さんにも「次回開催希望ですね!11月開催は決まっていないですか?(一緒に開催予定タイトルと確認)……ん、無いですね!では受け付けます、お疲れ様でした!」とにこやかに対応いただき、ウイニングランのごとくジャンルのエリアに「やりました次回11月開催ですーーー」とお伝えしながら帰還しました。

ところでこのジャンル、やけに兄が、「兄属性」ではなく「弟妹持ちの兄」がたくさんいるわけですよ。次回11月23日開催なんですよ。ええ、いい兄さんの日です。

何か企画あれば呼んでください、楽しいことは楽しませてもらいます。

 

そうして大興奮で成し遂げて、一息ついたらもう撤収の時間帯。もぞもぞがさごそとセルフ出荷の箱に荷物を詰め詰めし、ヤマトの兄ちゃんに「お預かりしまーす」「お願いします!」と荷物を託して灼熱の会場を後にしました。

風がある分外の方が涼しくて、改めてオタクが発する熱気すっげえな……になりました。翌日もすごい盛り上がりだったようですし、印刷所の満了発表とか見てると以前のような状況に戻りつつあるのかな、という印象です。サークルさんも新刊もいっぱい、嬉しい。

こうしてリアルイベントデビューは楽しいこといっぱいで終了しましたとさ。あー楽しかった!!!次回があるのも嬉しすぎる、また新刊出します。

11月参加時は水曜午後休と金曜全休もぎとりたい。前後に仕事するの無理。